プレスリリース(2014.1)
ベントラ―GmbH米国内初となる大型プロジェクトにて大口の受注
米国ルイジアナ州シュリーヴポートに広がる15万平米の敷地に、約30万トンの製造キャパシティを持つと推定される、 複数の仕上げラインを伴った熱間圧延シームレス鋼管製造設備が現在建設中です。この9億7,500万ドルのプロジェクトは、 建設の第二段階で従業員675人を擁する溶解工場も完成させる計画です。プロジェクトの主体はベントラ―GmbH、 過去にフェルスター社と検査機器でパートナーを組み成功させたことがあります。今回も、鉄鋼一次産業から 鉄鋼二次加工産業まで幅広い製品に非破壊検査システムを提供するドイツのメーカーであるフェルスター社が選ばれ、 同社はその65年にわたる歴史の中でも最大規模の注文を受けました。
![]() |
---|
南ドイツ発のシステム、専門技術の粋 フェルスター社はこの鋼管用マルチ検査部を、顧客と用途を特定したターンキー・ソリューションとして提供します。 (写真上: フェルスター社製品案内より) |
![]() |
EMAT テクノロジー フェルスター社は、同社製品シルコソンWTにより最大管径440mmまでの鋼管を乾式超音波(電磁超音波)方式で検査する装置を設計しました。(写真上: フェルスター社製品案内より) |
ベントラ―は、シュリーヴポート工場で石油、ガスといったエネルギー生産用や化学、石油化学産業用の鋼管を製造します。 これらの分野では鋼管の材料特性がAPI 規格や ASTM規格に準拠した完璧なものでなければなりません。「われわれの検査機器を活用して、仕上げラインに多くの熱間圧延鋼管の複合非破壊検査ラインが構成されて行きます。鋼管の肉厚や外径も全ての要求仕様に正確に合致することを保証し、表面に発生した疵は確実に検出します。」と明言するザイラー博士。一連の検査機器は2015年に同工場へ納入予定です。