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生産中の線材の検査

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圧延工程での検査

圧延工程では、不完全な供給材料や破損したロールによって起こるへげ、亀裂、過剰圧延などの表面欠陥を検出することができます。圧延工程で白熱状態の線材を検査することが、FOERSTER社がDEFECTOTHERMセンサーシステムを開発した目的です。検査結果は、必要に応じて生産工程に迅速に介入しパラメータを最適化するために使用されます。

特に銅線業界では、線材の引き抜き中に断線を起こす可能性があるため、フェライト系の介在物を識別することが不可欠です。このためFOERSTERは、FERROMATチャンネルを装備したDEFECTOMAT CIを圧延工程ラインに直接設置し、コイルに巻かれる前に銅線の全体的な品質と潜在的なフェライト系不純物の検査を行っています。

引き抜き工程中の検査

弊社の回転型探傷機CIRCOGRAPHは、引き抜き線材の長手方向の表面欠陥を検査します。より包括的な検査のためには、貫通試験コイルを接続したDEFECTOMATチャンネルをユニットに追加すると、横方向と点状の欠陥を確実に検出できます。これに続いて統計的評価を行い、線材コイル全体の材料品質を評価することができます。さらに、この結果から生産工程そのものに対する判断も得られるので、必要に応じて工程を最適化することができます。

FOERSTERは、磨棒鋼の異材混入や焼き戻し不良を検出するために、MAGNATEST D-HZPを提供しています。棒鋼は製造工程の最後に磁気誘導試験を受けます。渦電流探傷や磁気誘導試験などの様々な検査システムの累積結果から、棒鋼の全体的な品質に関する最終的な結論が導き出され、生産フローの中で「良品」と「不良品」のロットに選別されます。

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